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2007.2.17
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Clinical Benefit Reseponse CBR を考えた時、今までのような在宅医療では駄目だと思う。患者さんのQOLを考えた時、疼痛緩和をやって精神的サポートをやったから、これで充分と思うのは医療側の自己満足に過ぎない。
患者さんが豊かで幸福な終末期を在宅で過ごす為には、やはりある程度積極的な医療を行う必要がある。ポートを用いた中心静脈栄養、ポートを用いた持続疼痛緩和、イレウスの苦痛を解放する為のバイパス手術などは、やはり行うべきであろう。
CBRを上げる為に、化学療法も行うべきだと思う。腫瘍サイズを縮小させる事により患者さんのQOLが上がるのであれば、是非行うべきであろう。病院側の協力が頂けない限りこの考えは実行出来ないので、意欲ある先生方のご協力をお願い申し上げます。
英国では30%の人が自宅で看取られると言う。当院の緩和ケアをどのように構築するか?まだまだ勉強する事が多いと感じる今日この頃です。 |