意識障害
意識の座
(1)脳幹網様体調節系=上行性網様体見武活系+視床下部調節系→覚醒
(2)大脳皮質全体→認知
Carpenterの分類
A:Alcoholism
E:Endocrine
I:Insulin
O:Oxygen,Opiate
U:Uremia
T:Trauma,Temperature
I:Infection
P:Psychiatric,porphyria
S:Syncope,stroke,SAH
眼球頭反射oculocardiac reflex
正常な人間では頭部を回転させたときに眼が回るのを防ぐ為に眼球は一点を注視する
ように出来ている。
脳幹がやられると出来なくなる。
呼吸抑制がおこる→呼吸管理(挿管)
薬物中毒
誤薬過量服用(高齢者)、犯罪目的の投薬
アプローチ
(1)低血糖とヒステリー発作の否定
(2)挿管が必要か?
(3)原因検索
脳幹(テント下)病変か?
大脳皮質か?
全身性疾患か?
低血糖でも片麻痺、瞳孔偏位もあり得る
特別な意識障害
(1)全身疾患に伴う
敗血症、レジオネラ肺炎、脂肪塞栓
(2)肝硬変
肝性脳症(アンモニアをチェック)
(3)不穏
低血糖・脳血流不全
(4)変動する意識障害
椎骨脳底動脈不全、あるいは閉塞
(5)意識障害+ショックでは急性大動脈解離を否定する
片側内頚動脈解離=意識障害+片麻痺+瞳孔偏位
・脳梗塞状態で発症
・血栓溶解は危険
・D-ダイマーではD.D.出来ない
マネジメント
(1)GCS8以下では挿管
(2)ヒステリー発作(転換障害)の除外