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2008.7.1
Dr.Aの学習ノート(29)7月号

感染症

 1ST合剤 ST51

    バクタ、バクトラミン

 

  1.細菌以外の微生物にも効く

  2.高いbioviability

  3.高い臓器移行性

 

 

 カリニ肺炎PCP

   労作時呼吸苦、ステロイド併用

 

 尿路感染

   前立腺炎にはセファロは無効

 

 特殊な細菌

  ・ノカルジア 半年の投与

  ・リステリア (first choiceはアンピシリン)

  ・ステノトロフォモナスマルトフィリア(カルバペニム耐生)

         当院の経験ではスルペラゾンが有効

 

 原虫

  トキソプラズマ、サイクロスポラにも効く

 

 Wegener肉芽腫症

 

 くせ

  本物の副作用―皮疹34%(HIVでは50%)

            高K血症←カリメート

            血球減少

  まやかし副作用―クレアチニン↑

             相互作用で濃度↑

             ワーファリン、ジゴキシン、SU

             フェニトイン、メトトレキセート

 

 2)アミノグリコシド

  1. post antibiotic効果

  2.濃度依存性

  3.シナジー

    βラクタム併用で効果↑

 

 好気性グラム陰性桿菌に効く(単剤では)

 グラム陽性菌にはシナジー狙い

 アレルギー、静脈炎はまれ、肺、膿瘍への移行悪い

 

 (副)耳毒性、腎毒性

 血中濃度モニター→1回投与→翌朝の採血で1μg以下ならgood

 

  ゲンタマイシン 5mg/kg

  トブラマイシン 5mg/kg

  AMK 15mg/kg

 

  腸球菌←GM

  緑膿菌←トブラマイシン

  セラチア←GM,SM

  ペスト・野兎病←GM

 

 3)ニューキノロン

   余計な菌をカバーする

   緑膿菌に効く

   結核菌をカバーしてしまう

       ちょっとだけサプレッサー

 

 ☆入院出来ない重症の肺炎

  オフロキサシンOFLX、シプロフロキサシンCPFX ― 細菌が耐性化するのに1回の変異でいい

  シプロフロキサシンCPFX→ブ菌に効く(+RFPで耐生をブロック)

 

  レボフロキサシンLVFX、ガチフロキサシンGFLX ― 2回以上の変異が必要

  ガチフロキサシンGFLXDMにつかうな

 

  それぞれ効果、耐性が違う

  半減期が長い、11回投与が正しい

  濃度依存性

 

 (副)中枢神経障害−head ache、めまい

    生長障害?

    腱に対する作用(高齢者)

    相互作用:NSAIDs併用で痙攣

         テオフィリン、ワーファリン↑

 

 4)マクロライド

  肺炎球菌の80%が耐性(日本)

 

  慢性の咳

   ・副鼻腔炎による postnasal drip(PND)

   ・過敏性肺炎

   ・GERD

   ・IB

   ・瀰漫性汎細気管支炎DPB−マクロライド少量長期投与

   ・ACE阻害剤

   ・成人百日咳(←マクロライド有効)

 

 (効)非定型肺炎

    クラミジア

    マイコバクテリア

    ピロリ菌

    カンピロバクター感染症

 

  エリスロマイシン i,v,でのみ使う

           経口 145回使用、消化器症状(下痢)多い

                       ワーファリン↑

 

  クラリスロマイシン 12回、相互作用多い(ワーファリン)

 

  アジスロマイシン 11回 副作用少ない。相互作用少ない。

  (AZM)        細胞内濃度を長く保つので3日の投与で一週間の効果

 

  クリンダマイシンCLDM−リンコマイシン

     グラム陽性球菌

 (効)口腔内の嫌気性菌−横隔膜より下はフラジール

  偽膜性腸炎をおこしやすい

 

  テリスロマイシン TEL ケテック

     肺炎球菌に効く

   意識障害の副作用報告され日本では広く使われていない。

 

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